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釜石医師会報

No.291 平成22年8月号

伊豆半島 修善寺竹林

伊豆半島三島寄りの山中に修善寺温泉がある。
弘法大師の発見と言われる。町中に名刹修善寺を参詣した。境内に竹林があり夕陽の木漏れ日に映える竹の緑に魅せられた。
鎌倉時代源氏一族の骨肉の争いの地と言われる。(平成21年5月)

平野 三郎

巻頭言

「エコ」
岩手県立大槌病院  黒田 継久

地球温暖化阻止が叫ばれてから久しいが、医療業界はエコに向かっているのだろうか。
医療感染防止・医療事故防止のもとにさまざまなものがディスポーザブル製品に変わり、安全装置という部品がつけられ、さまざまな注意書きが添付された。それらは、エコの観点が考慮されているのだろうか。

 1.薬の添付文書、資材への注意書きは1箱ごとに必要であろうか。
 2.単回使用プラスチック製品をリサイクル可能品にしても良いのではないか。
 3.点滴剤・薬の包装に書かれた細かな印字は必要だろうか。
 4.個別または少量包装を複数個包装にしてはどうだろうか。

などいろいろな検討すべき点が考えられる。
また、大量に出る廃棄物をリサイクルするシステム、その中で血液付着があっても減菌化しリサイクルできるシステムの開発も必要であろうと思う。
そして、最近ではカートリッジ交換式インスリンの使用量が減ったという理由でカートリッジが製造されず、インスリンと注射器が一体となった使い捨てプレフィルド/キット製剤のみに変わった製品もある。インスリン注射のカートリッジ交換を覚えるのが大変、教えるのが大変、2剤を置くのが大変では、いけない。プラスチック等廃棄物を減らすために、現場の熱意が必要であるとともに、行政を巻き込んだ市場誘導が必要と考える。

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