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釜石医師会報

No.340 平成31年1月号

五葉山頂より光る海を望む

 故 岩井利男先生の作品です。
 ほのぼのとした色彩の絵で、朝陽に光る海の黄色が、希望に満ちて幸せな気持ちにさせてくれる、まさに新年号の表紙に相応しく思われました。

道又 衛

巻頭言

年頭所感
釜石医師会 会長 小泉 嘉明

 新年あけましておめでとうございます。会員皆様にとりましては、御家族団欒し幸せに新たな年を迎えたことと存じます。今年も皆様のご協力のもと、釜石・大槌地域の人々の健康増進、福祉の推進と伴に、まち作りへの協力を推進していきたいと考えています。
 今年は待ちに待ったワグビーワールドカップが我が街、釜石鵜住居復興スタジアムで9月に華々しく開催されます。その前の7月には東北、北海道では初めてとなる全日本チームのテストマッチも開催されます。世界中また日本中の人々がラグビーの聖地釜石に集うこととなります。我々も満を持してボランティアに徹していかなければと思います。御高配の程よろしくお願いいたします。
 また、このラグビーワールドカップの開催に際して、三陸鉄道リアス線の開通、高速道の全線開通、また世界を結ぶ航路の開港と、100年に一度となるインフラの劇的な変化が起こり、釜石が交通アクセスの中心となります。釜石の発展にとっても千載一遇のチャンスであり、医療界においても救急医療全体の考え方が変化し、我々の普段の努力が報われる1年となればと希望する次第であります。
 会員諸氏の努力による、住民の健康と街の発展を祈念し、年始の挨拶とさせていただきます。
 最後に、釜石出身の前岩手県医師会会長の石川育成先生が1月2日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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